P.11〜12 音部記号と譜表
5線は下から順番に、第1線、第2線…..と呼びます。
線と線の間を間(かん)といい、同様に一番下が第1間となります。
5線より上や下にある短い線は加線といい、この加線にも名前がついています。
太い矢印線が指しているとおり、ト音記号の起点(書き始め)は「ソ」の位置を示します。これを「ソ音記号」ではなく「ト音記号」と呼ぶのは、「ソ」はイタリア語で、日本語では「ソ」の音を「ト」と呼ぶからです (p.13)。同様に、第4線から書き始めてファの位置を示す「へ音記号」の「へ」も、日本語の音名です。
ト音記号の楽譜を高音部譜表、へ音記号の楽譜を低音部譜表と呼び、2つの楽譜をつないだものを大譜表といいます。