もりのくまさん
模範演奏
ワンポイント・アドバイス
はなさくもりのみち くまさんにであった
この部分は、しっかりとした豊かな声でリズミカルに歌いたいですね。
まず、歌い始める前のブレスに気をつけましょう。一瞬のタイミングですが、鼻と口を両方開けて、胸を開き、息が自然に流れ込むようにします(より良い歌唱へのFAQ「呼吸のトレーニング法」を参照してください)。そして、口をリズムに合わせてはっきり動かし、すべての母音をはっきり発音するとともに、「はなさく」や「くまさん」などの歌い出しのところは、「はな」の「h」や、「くま」の「k」という子音が前に出るように歌いましょう。また「であった」の促音(詰まる音)にも気をつけましょう。
最後に、楽譜にあるようなクレシェンドやアクセントをしっかり意識して歌いましょう。最初はゆっくりのテンポで練習してみるとよいでしょう。
動画による解説
あるーひ もりのなか くまさんに であった
ひとりで歌う場合、合いの手を入れる子どもたちがいる場合、いずれにも言えることですが、この部分は、歌いかける気持ちをしっかり持って歌うことが大切です。たとえば、目の前にいる子どもたちが、何も指示をしていなくても、思わず自然に合いの手のように歌い始めるような、そのような雰囲気とリズム感を持った歌い方を心がけましょう。
ぼそぼそとした歌い方はよくありません。リズムに乗せて、口をはっきりと動かし、母音をしっかり発音すると共に、子音も口の前の方で発音するように歌いましょう。「もり」の「も」や、「くまさん」の「く」、「であった」の「で」など、そして2番以降の歌詞についても同じです。「であった」の促音(詰まる音)も意識して歌いましょう。
また、音程が難しいところもありますので、音をはずさないように、ゆっくりとなめらかに音をつなげて歌う練習をしましょう。