サイトを活用した学習指導案

- ウェブ上のコンテンツを使用した指導案 -
No.4 郷土の音楽
深見友紀子(協力:小林田鶴子)

i) ねらい

 沖縄音楽に親しみ、その音階に基づいた沖縄風の音楽を創作する。

ii) 題材について

1. 題材設定の理由
 最近ではポピュラーにも取り入れられ、人気の高い沖縄音楽は、沖縄の人々の日常生活の中に息づいている。そこで、沖縄の音楽を鑑賞し、歌うこと等によって、その特徴を感じ取り、日常生活の中で音楽を楽しむおもしろさに気づくと同時に、最終的には創作活動をすることで、より具体的なイメージの形成をめざす。また、この沖縄音楽をアジアの民族音楽や日本の伝統音楽と比較することによって、それぞれの共通点、相違点に気づかせたい。
2. 教材について
沖縄の音楽は琉球の時代、首里城の中で始まった「琉球古典音楽」とそれ以外の民謡に分かれる。古典音楽は限られた人のための音楽であったが、民謡は三線の伴奏と共に一般の暮らしのなかで受け継がれ、現在でも多くの人に歌われている。これらの曲は琉球音階によって作られている。代表的な歌に「安里屋ユンタ」「てぃんさぐぬ花」等がある。

iii) 題材の目標

  1.  沖縄の風土を想像しながら沖縄音楽を楽しんで鑑賞する。
  2.  長短調と比較したり、音色に注目しながら沖縄音楽の音階や特徴を理解する。
  3.  沖縄音楽(民謡)が生活の中で息付いていることを創作活動を通じて疑似体験する。

iv) 全体計画

- 第1次 -
  •  インターネットを使って沖縄について調べ、沖縄独特の文化等を知る。
  •  沖縄音楽をCDやインターネットで聴き、その雰囲気や特徴を感じ取る。
  •  沖縄音楽の歌をうたう。(特に三線の伴奏による曲)
- 第2次(グループ学習) -
  •  沖縄に関する語句等を使って、沖縄の歌の作詞をする。
  •  音楽ソフトウェア(フリーウェア)等を活用して、沖縄音階に基づいた曲をつくる。(本時)
  •  各自の作品を発表し、感想等を述べ合う。

v) 本時の展開

学習内容 学習活動 参考URL
<導入>
前回の復習
前回のグループ活動で作った歌詞を見直す。
沖縄音楽のイメージに合う歌詞になっているか。
ウェブサイト1: 沖縄や沖縄の音楽を知るために役に立つサイト
AREA 沖縄 *1
沖縄ナビ *2
Sky Dog Site’s Top *3
<展開>
三線の音を参考にしながら、創作イメージをふくらませる。(ウェブサイト1)
ダウンロードしたソフトウェアを活用して沖縄音楽の特徴を考えながら創作する。
三線のシュミレーションソフトウェアをダウンロードする。
沖縄音階に基づき、グループで8小節程度の曲を創作する。
ウェブサイト2: 三線のフリーウェアのダウンロード
apple社「サン吉君」 *4
<まとめ>
本時の授業の振り返りと次回の予告
次回の発表につながるよう、沖縄音楽のポイントをまとめる。

*1 http://www.j-area2.com/japan/alacarte/okinawa/index.html
*2 http://www.okinawa.to/
*3 http://www.skydogsite.co.jp/webs/okinawa/ongaku.html
*4 http://www.apple.co.jp/downloads/macosx/games/sankichi_kun.html

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