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 深見友紀子のワーキング・ノートブック(2009~2014)は、2015年3月をもって終了しました。次は、ワーカホリックの私が隙間の時間で取り入れている、オーガニックフード、ヨガ、アンチエイジング医療、化粧品、アクセサリーなどに関する情報をお届けする新しいブログを計画中です。

子どものうた弾き歌いベスト50 増刷

 4月20日

 昨年の春に出版した「子どものうた弾き歌いベスト50」が増刷されました。

 増刷に際して、初版で発見した誤植、改善したい点を反映しました。初版を買った方には本当に申し訳ないのですが、これで完璧です!


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こんなに修正箇所を示す付箋紙が!!
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 テキストとして大量買いしてもらうには価格が2000円台の後半と高いですが、採用試験対策用楽譜集のようであり、研究書ようでもあり。

 是非お買い求めください。


新しい春に新しいパワーストーンブレス

 4月19日

 昨年の1月、京都の老舗パワーストーン店で、私のチャクラを活性化すると言われて買ったブレス。
 
 ずっとインカローズと思い込んでいたのですが、ピーモンタイト・シストだったことが最近わかりました。
 
 インドに行ったときも、ミャンマーの難民キャップに行ったときも着けていたおかげか、振り返ると、かなり幸せな一年でした。

 しかし、さらにパワフルに進もうと、富山大学の教え子で、金沢でパワーストーンのオンラインショップを始めた高木(村田)千春さんにフルオーダーで作っってもらうことにしました。

 それがこれ。

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 上の仕事ブレスはヒマラヤ産アイスクリスタル・翡翠・ラブラドライト。
 下のプライベートブレスはマダガスカル産ローズクォーツ・アクアマリン・クンツァイト・インカローズ。
 
 良いことがありますようにと他力に願うのではなく、こうなりたいという「理想の自分」を思い浮かべながら着けるとよいそうです。

 高木(村田)千春さんのショップです。
 http://www.adlibitum-stone.com/


4月~休暇の収穫1 iPadに強くなる

 4月15日

 iPhoneにするか、しないか─昨年からずっと決めれなかったことの一つでした。
 
 老眼の中年がiPhoneを眺めるのは非効率的だと思ったので、外出時はPocket Wi-FiとiPadを使い、携帯電話はほぼ電話専用にし、京都の自宅マンションの固定電話契約を辞め、Pocket Wi-Fiでネットにつなぐことにしました。
 東京の自宅の固定電話だけは、セコムが関わっているので契約を辞めることはできない。残念です。

 その昔、電話加入権は“財産”でしたよね。ついこの間まで固定電話がないのは学生さんぐらいで、「固定電話を持っていない」=「社会的信用がない」だったし、今でも持っていないと不都合なこともあるかもしれないけれど、長電話はスカイプですると決めているので、私には不都合は何もないです。

 ピアノレッスンでも以前より多くiPadを使うようになりました。
 デジタル機器は“孤立化”を生みがちと批判されてきましたが、情報教育の研究者が口を揃えて言っているように、「iPadを仲間と覗き込む姿」が見られます。ミュージック・ラボの子どもたちにも!

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 個人レッスンを中心に、時々グループレッスンを取り入れているピアノの先生がいますが、私は時々仲間と「音楽アプリで遊ぶ時間」を取り入れていこうと思います。


 
 


20年ぶりに機材を一新

 4月3日

 20年ぶりにミュージック・ラボのシンセサイザーとスピーカーを一新しました。
 
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 私は「ピアノの先生」ですが、ピアノでは子どもを惹きつけられないんです。古いエレクトーンでも、私が電子楽器を演奏すると以下のとおり。階上に居た子ども3人も階段を下りてきて、階段の柱にぶら下がっています。子どもは正直ですね。

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1年間、大学をお休みします

 4月1日

 きょうから1年間、放送大学ICT活用・遠隔教育センターの研究員になります。メンターは、教育工学、情報コミュニケーション学が専門の青木久美子さん

 振り返れば、16年間働きづめでした。29歳で学部を卒業し、34歳で大学院修士を修了した私は、人より出遅れていたため、30代は絶対に休めませんでした。2度の出産のときも産後3週間で仕事復帰。身体を労わることも知りませんでした。

 今は、22歳から働きづめだった女性が、40歳を目前に「子どもが欲しい」と思うような、そんな気分になっています。私はもう子どもは産めませんが、何か別のものを生み出したいですね。

 長期休暇を認めてくださった京都女子大学児童学科の先生方、事務の皆さん、そして、学生の皆さん、ありがとうございます。恵まれた時間に感謝し、「音楽・教育・鍵盤・子ども・ICT」についてたくさん勉強しようと思います。


新幹線ミーティング

 3月30日

 最近マイブームとなっているのが“新幹線ミーティング”です。

 Mさんが大阪で仕事があるので、京都で途中下車をして私と会うことになりましたが、駅の改札を出ずに、私が「入場券」で改札を入り、2つあるカフェの1つで会いました。

 打ち合わせが終わり、彼はそのまま新幹線で大阪へ。私が改札を出ようとすると駅員に止められました。

 「入場券は2時間有効です。入場から3時間半経っているので、2枚目が必要です。」

 3時間半も話していたのです。

 “2時間有効”が気になったので、ついでに尋ねてみました。

 「京都で新幹線に乗り、名古屋で下車して改札は出ずに友だちと会い、また新幹線に乗って東京まで行くとき、時間制限などはあるんですか」

 「ありません。でも、京都を朝出たのに東京に着いたのが夜だと、東京駅の駅員さんに“変な人”だと思われる可能性ありますよ」

 翌週、私は東京に戻る途中、名古屋で下車してKさんと会いました。しかし、京都と違って、改札内にカフェがなく、待合室にある喫茶スペースで打ち合わせることに。

 改札内にカフェがない─ここが京都との大きな違いでした。


 岡山に住んでいる人が東京出張をするとき、新大阪で下車して大阪人と会い、次は京都で京都人と、その次は名古屋で降りて名古屋人とミーティングを計画すると、実り多い出張になるばかりではなく、費用面、時間面でも節約になりますね。

 いくらスカイプや電話で済ますことができるといっても、実際に会うことは大事です。

 お勧めです。“新幹線ミーティング”


僕がアプリを探したり、考えますから

 3月29日

 みんなのデジタル教科書教育研究会「『デジタル教科書のゆくえ』トーク&読書ワークショップ」に行ってきました。2012年3月24日(土) 14:00〜17:00頃 東京・秋葉原パンダスタジオ

 外観は古いビルなのに、一歩内に入ると最新型のUstream中継設備がありました。

 パンダのぬいぐるみだらけ。
 このスタジオの主人はパンダが好きなのかしらん。

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 私はiPadを音楽教育に活用できるかを探りたいのに、やはり音楽教育の関係者は1人もいませんでした。
 この日、大人に混ざって参加していたのが千葉の中学生、山本恭輔くんです。

http://hw001.spaaqs.ne.jp/yamamo10new/iKyosuke.com/About.html

「先生たちは、ただiPadを使って授業でこういうことがしたいと僕に伝えてください。僕がアプリを探したり、考えますから。」

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左が山本恭輔くん 1998年生まれ

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 山本くんと出会ってからというもの、30代の男性でさえ「旧世代」に見えて仕方がありません。


2011年度卒業式

 3月15日

 京都女子大学卒業式。
 児童学科深見ゼミは8期生を迎えました。
 ゼミ生たちとはまた一つ歳が開き、今年は33歳に。

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2011年度児童学科・深見ゼミ


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私のカメラは上等ではないので、目がチカチカしそうですが、2011年度児童学科全員集合

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 ゼミ生の数は少ない年で8名、多い年だと19名もいたので、延100名にもなります。
 8年間の卒業研究のタイトルは、以下に載せてありますのでご覧ください。
 
http://www.ongakukyouiku.com/kyotowu/graduation_thesis.html


ジェンダー・アンパランス

 3月8日

 2月16日、国際シンポジウム「遠隔教育とeラーニングにおける学習評価」に行ってきた。

 主催 : 放送大学 ICT活用・遠隔教育センター
 場所 : 幕張メッセ国際会議場会議室201号室

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 英語の苦手な私でも、一日中英語のシャワーを浴びていると耳が少し慣れてくるなぁと思った。

 企画・司会進行の青木久美子さんは、日本語より英語のほうが得意なバイリンガルレディ。彼女としばらく話していると、英語で考えて日本語に置き換えていることがわかる。

 招待講演者については、ジェンダーのバランスを考慮して人選しているらしいが、フロアは圧倒的に男性が多い。
 
 やっと機会が均等に与えられるようになっても、趣向が均等ではないのだろうか。社会的な要因があるのだろうか。まだまだあらゆるところで男女の役割分担が根を張っている。
 
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男性ばかり・・・。
その中で、かっこいいな、青木さん

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「音楽教育業界は終わってる!」とは言ってないけれど・・

 3月5日

 日本ポピュラー音楽学会(2011年12月)のワークショップCの報告が学会のニューズレターに載った。


 『ポピュラー音楽における電子打楽器の可能性』(報告 成城大学准教授、阿部勘一)
  鈴木正樹(MASAKing)
  梅田正之(ローランド株式会社・非会員)
  西裕之(ローランド株式会社・非会員)
  討論者:井手口彰典(鹿児島国際大学)

http://www.jaspm.jp/newsletters/NL91.pdf (全20ページ)

 13ページ目の後半、かなりぎくっとした。

 私は「音楽教育業界は終わってる!」とまでは言っていない・・絶対に!!
 よく読むと、「音楽教育業界は終わってる!」と思ったのは阿部さんだということがわかった。ホッとした。

↓この部分↓
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・・・しかし、本ワークショップが終わった後、鈴木氏が音楽教育学会で電子打楽器の教育現場への導入について発表した際の反応について、深見友紀子会員から伺った内容が報告者にとっては印象的であった。その反応とは、「とにかく生音でない、生の楽器でないから電子打楽器はそもそも現場では使えない」といった趣旨のことであった。電子楽器には心がない、ホンモノではない、といった音楽教育業界のナイーブなアレルギーなのだろうが、報告者はその話を聞いて、思わず「21 世紀にもなって、音楽教育(学会)業界の反応がそんななんて、音楽教育業界は終わってる!」と、その惨憺たる状況に対し、大いに嘆いてしまったものである。
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 本当にホッとした。

 討論者の井手口さんが提示した次の3つの視点はすばらしいと思う。これらのことを本気で考えてくれる若者が出なければ、音楽教育における電子楽器は終わってしまうだろう。

1. 音楽教育の現場において、電子楽器に対して関心が低かったり、たとえ関心が高い教員がいたとしても電子楽器や音響機器に対するリテラシーが低かったりなど、音楽教育の現状を踏まえた上で、電子楽器をはじめとする技術と切っても切り離せない現代の音楽文化、技術を、いかに音楽教育の中で普及させていくのかを考える必要があること。

2. 電子打楽器が、単なるサンプリングや自動演奏といった楽器(というか機器)ではなく、「叩く」という身体運動を伴うアコースティックな「楽器」における動きと、電子楽器の持つ特徴を組み合わせたものであるということの意義。

3. 2 との関連で、電子打楽器が、「電子楽器」といういわば演奏するという身体行為から切り離され、電子的にシミュレートされた音楽を奏でる種類の道具でありながら、「叩く」という身体行為を伴うインターフェイスによって「演奏」される「楽器」であるという特徴の持つ意義。