2014年1月27日
大学の授業は90分経てば終わるし、レッスンは40分経てば次の生徒が来る、時間管理が簡単な仕事である。
もちろん準備などに人には推し量れないほどの時間を使っている場合もあるが、大学からもらっている年俸を、「授業」と「会議その他」に大雑把に分けて、その「授業」の部分を年間授業数で割れば、一回の授業の単価は決まる(受講者150名の授業も、2人の大学院ゼミなども一括りだけど・・)。レッスンも月謝を回数で割れば、一回のレッスンの単価は出る。
私の仕事の多くが、このように時間単価で流れているなか、寄稿文や論文執筆、学会発表などの仕事が入ってくると、時間配分にひと苦労することになる。
昨年来、精力を傾けている音楽教育実践ジャーナル「音楽教育と電子テクノロジー」の編集の仕事は、その最大級だ。
この年末年始はこれに明け暮れた。1つの論文を校正していると、あっという間に夜になり、肩こりが酷くなっただけの「休日」が続いた。
おそらく、1991年の修士論文から20年以上経ち、一度真剣に音楽教育と電子テクノロジーについて考察したいと心のどこかで思っていたのかもしれない。日本音楽教育学会学会誌編集委員を頼まれ、その機会に恵まれることになった。
普段の私の専門は子どもの音楽とピアノ。ワードやエクセルは不得意だし、日本の音楽教育と電子テクノロジーを総括できる人には自分でもとても思えないのだが、若い頃、必死で電子楽器について考えた「貯金」は大きいようだ。何とか踏ん張っている。
一日20分は歯を磨いているのに、最近虫歯が出来た。
眼精疲労で眼科の診察を受けると老眼が進んでいた。
ヨガに行く回数も最近、少し減っている。
修士論文を書いた33歳の時ほどの若さはないので、仕事が体を蝕んでいく(笑)。でも、電子テクノロジーを活用した音楽教育実践を文字で記録し、表現していくのは、私の役割だということを再発見した。
29日には印刷屋から初校が出てくる。後少し、頑張ろうと思う。