2013年6月9日
資料論文「音楽教室における子どものインフォーマルラーニング」が日本教育工学会 特集号論文集に採録が決定。
音楽教室=ピアノ教室を学術の土俵に乗せたいという思いがなんとか実現しました。
何本も論文を書いてきましたが、今回のは単著だし、心からうれしいです。
音楽教室におけるインフォーマルラーニングについて解説。
次に、事例を引用しつつ、インフォーマルラーニングが発展するための背景や要件として、
・情報通信技術による音楽聴取の機会の増加
・ポップス教材の普及
・構成主義学習観の浸透による学び方や教師の役割の変化
を挙げました。
特に構成主義学習観の浸透による学び方や教師の役割の変化については、おそらく誰もまだコメントしたことがない事柄です。
1年間の研究休暇の成果がやっと一つ実ったことになるのですが、昨年度から音楽教育系の学会誌の編集委員になったことで、自分の論文構成力が少し向上したように思います。
「査読委員をやって論文のコツがつかめたとは、深見さんの学習能力はすばらしいですね。」と研究仲間に誉められました。
若い人たちほど伸びしろは期待できないものの、基本的なマインドは、若い頃とほとんど変わっていない。ちょっとした自慢で~す!