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 深見友紀子のワーキング・ノートブック(2009~2014)は、2015年3月をもって終了しました。次は、ワーカホリックの私が隙間の時間で取り入れている、オーガニックフード、ヨガ、アンチエイジング医療、化粧品、アクセサリーなどに関する情報をお届けする新しいブログを計画中です。

理科系と文科系の違い(論文)

2014年6月16日

 日本教育工学会論文誌 特集号「特集:情報化社会におけるインフォーマルラーニング」の目次を見て、ちょっとうれしかった。編集担当の方のものを除いて、投稿・採択された論文(資料)の中で、私が書いた「音楽教室における子どものインフォーマルラーニング」だけが単著だったからだ。

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 音楽教育研究の分野では、論文であれ、著書であれ、単著のほうが目立つ(笑)。(演奏の世界も同じで、ソロリサイタル、しかも権威あるホールでの演奏のポイントが高く、ジョイントコンサートなどは全く「ゴミ」扱いされる。)

 一方、理科系は状況が違うみたいで、著者名がずらっと書いてあって、どういう研究組織であるかが大事なようなのだ。音楽教育研究の分野では、同じような状況でも、著者は実際に書いた人だけでよいという考え方が主流ではないかと思う。この考え方の違いは、論文数=業績の数に大きく影響してくる。00年代に入り、私の研究は低迷していたけれど、論文数は反対に多くなっているのは、このマジックによる。

 以前、ある教育工学の論文で、6名ぐらいの著者名の最後に私の名前が書いてあって、「何?私はどんじり?」と一瞬不満に感じたのだが、「中心となって執筆した人が先頭、その研究組織の一番エライ人が最後というルール」があるのを聞いて、「へぇ~」と思ったことがあった。私はその研究へのかかわりの濃淡で順番を決めていたからだ。

 理科系の人からすれば、「音楽教室における子どものインフォーマルラーニング」は、研究組織がなく、1人でやっている孤独な研究と思われているに違いない。

 まぁいいか。