4月26日
東日本大震災が起こった3月11日、私は京都発12時02分、東京着14時23分の「のぞみ」に乗るつもりにしていました。しかし、前夜から気持ちの悪い指先のしびれがあって、京都・五条の整形外科に行ったので、乗車が遅くなってしまったのです。
もし14時23分に東京に着いていたら、46分頃は、早稲田の自宅に向かう途中、東京メトロ東西線の中、竹橋か九段下か、飯田橋あたりだったはず。
その指先のしびれは不思議なことに夜には消えていました。
あの日から、新幹線の発券予約ボタンを押すとき、一瞬躊躇するようになってしまっています。
東京の自宅でもう少し仕事をして30分遅い「のぞみ」にしようかしら・・なんて考えると迷います。30分の違いは大きい。ある「のぞみ」が震源地付近を走っているとき、30分先の「のぞみ」も、30分後の「のぞみ」も脱線は免れるのではないかと思うから。
東海地震がいつ起こるかわからない状況で、特に小田原と浜松の間は祈る思いで、ヨガの深呼吸をしながら乗っています。
災いは忘れた頃にやってくる・・。だから常に忘れないようにする。